1 日 時 2019年 9月6日(金) 13:15~16:45
2 場 所 伊那市創造館 講堂(長野県伊那市荒井3520)
3 内 容
《講演Ⅰ》(県内企業発表) 1)Windgraphy(風の見える化)
~基板実装技術を用いた風速センサの開発と用途展開~ KOA株式会社 用途展開センター プロフィットマネージャー 藤井 康隆 氏
2)IHを利用したスポット加熱システムの実用化 株式会社イングスシナノ 取締役 戸田 茂生 氏
3)COF業界動向とミスズ実装技術の現状と今後 株式会社ミスズ工業 電子デバイス実装部 部長 前川 隆幸 氏
《講演Ⅱ》 「変える力」と「つなぐ力」で、IoT実装に革命を コネクテックジャパン株式会社 代表取締役社長 平田 勝則 氏
半導体実装技術は、半導体や電子装置を作り上げるもの作りの基本技術です。コンピューター、ノートパソコン、携帯電話など、高機能で小型の機器を実現するなど日本はこの分野で世界をリードしてきました。しかし、スマホの時代に入って以降、日本の実装技術のプレゼンスは低下しているように思われます。 そのような中にあって「再び日本から半導体産業の大波を起こす」という理念のもと半導体実装技術の開発と事業の発展に取り組んでおられる元気な企業もあります。 今回の『よくわかる実装技術講座』では、この様な事例をご紹介いただくとともに 長野県内の有力企業から実装技術に関連する新しい技術を紹介していただきました。
参加者数:40名(一般27名、講師・理事・関係者13名)
今回の会場「伊那市創造館」は、旧上伊那図書館の建物を文化財として残した昭和のレトロな風情ある建物です。お盆明けには多少涼しくなったものの当日には暑さが戻ってきてしまい、冷房設備の無い3階の講堂では窓を開けて扇風機と冷風扇を稼働。窓からの心地よい風によって暑さを凌ぐことが出来ました。
講演の方は、KOAの藤井様から、自社の基盤技術を融合して実現した風速センサを平面上に多数並べて「風を見える化」したユニークなWindgraphyについての講演がありました。
続いて、イングスシナノの戸田様から、IHの原理を利用したスポット加熱装置の原理と特徴および評価状況の報告がありました。
ミスズ工業の前川様からCOF実装の現状と業界動向、事業の今後の方向についての発表がありました。
最後にコネクテックジャパンの平田様から「実装受託開発製造」のビジネスモデルおよび成果としての「MONSTER PAC」などの紹介があり、これからの日本の実装ビジネスについて、希望のある力強い講演がありました。
恒例の質疑応答も活発に行われ、終了後に頂いたアンケートにおいても非常に高い満足度の評価をいただくことが出来ました。